
VMwareは、Apple Siliconをネイティブサポートする仮想化ソフトウェアの大型アップデートであるFusion 13の正式リリースを発表しました。これは、Apple SiliconをネイティブサポートするVMware Fusionの最初のバージョンであり、同社は既にベータ版でこの機能をテストしていました。
このアップデートにより、Apple SiliconおよびIntel搭載Macのユーザーは、仮想マシンでWindows 11などのオペレーティングシステムを実行できるようになり、macOSと並行してWindows 11のエクスペリエンスを利用できるようになります。Apple Siliconプロセッサ搭載Macユーザーは、ARM版Windows 11を実行する必要があります。macOSと同様に、Windows 11はIntel版アプリを実行するためのエミュレーション機能も提供しています。
Apple Siliconでは、Arm版Windows 11向けの最初の機能を導入しました。今回のリリースでは、VMware Toolsが仮想グラフィックスとネットワーク機能を提供し、今後もさらに多くの機能が追加される予定です。認証済みおよび署名済みのドライバにより、Windows 11は美しく表示され、解像度も4K以上に対応します。
ただし、より従来型の win32 および x64 アプリを実行したいユーザー向けに、Arm 上の Windows 11 には、Intel/AMD 用にコンパイルされたアプリケーションを実行するためのエミュレーションが組み込まれており、ユーザー レベルのプロセスとして、当社のテストでは、これが「そのまま」機能することがわかっています。
グラフィック パフォーマンスに関しては、VMware はいくつかの印象的な数値を誇っています。
グラフィックスに関しては、Fusion 13 は Intel 上の Windows および Linux VM、および Apple Silicon 上の Linux VM で OpenGL 4.3 をサポートします。
Intel では、Windows は引き続き DirectX 11 グラフィックスを利用でき、Fusion は利用可能な最速の GPU のいくつかを使用して驚異的なパフォーマンスを実現する eGPU デバイスのサポートを継続します。
Apple Silicon では、Fusion は Linux カーネル 5.19 以降を搭載した Arm ベースの Linux 仮想マシンに、超高速の 3D ハードウェア アクセラレーションを備えた OpenGL 4.3 を提供できます。
インストールに関しては、VMware の Fusion 13 は 1 つの DMG 内の単一バイナリであるため、Apple Silicon または Intel チップを搭載しているかどうかに関係なく、どの Mac にも簡単にインストールできます。
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